
天然石やパワーストーンと聞いて真っ先に思い浮かべるのが、水晶ではないでしょうか。
4月の誕生石にも選ばれている水晶は、石英といわれる鉱物のうち不純物が混ざらず無色透明に結晶したものをいいます。また、水晶に微量の鉄分を含み、自然の放射線の影響を受け紫色に見えるものはアメジスト(紫水晶)、さらにアメジストが地熱により熱せられ黄色く変色したものはシトリン(黄水晶)と呼ばれています。
この他にも、石英に含まれる不純物の種類や自然の影響により様々な色に変化した仲間が存在し、代表的なものにピンク色のローズクォーツ(紅水晶)、煙がかった濃い茶色から黒に見えるスモーキークォーツ(煙水晶)、不透明な黒に見えるモリオン(黒水晶)、シトリンよりも明るいフレッシュな黄色に見えるレモンクォーツ(レモン水晶)、白濁した乳白色のミルキークォーツ(乳白水晶)などがあります。


クォーツ(quartz)=水晶と思われがちですが、クォーツは石英のことを指します。そのうちの無色透明な水晶はロッククリスタル(rock crystal)といわれ、その由来は古代の人々が水晶はとても固く凍結した氷だと考えたことから、ギリシャ語で氷を意味するクリスタロス(krustallos)からきたといわれています。ちなみに日本では、今でこそ水晶の名で知られていますが、江戸時代までは「水精(=水の精霊が宿る石)」と呼ばれていました。
水晶が1㎜成長するのに100年かかるともいわれていますが、実際には環境などによって異なるため、詳しいことはわかっていないようです。しかしながら、自然の中で水晶ができる整った環境が数百年、数千年、数万年も続く時間を考えれば、まさに奇跡的なことだといえます。そんな奇跡がかった石だからこそ、古代より世界中で儀式や神事、占いなどに利用され大切にされてきたことは頷けます。
また、水晶には「純粋・無垢」といった石言葉があり、浄化や調和の力によりチャクラのバランスを整え、生命力を高める石といわれています。
日本では平安時代より地鎮祭としてお寺などの建物を建てる際、土地を浄化し良い気が流れるよう水晶を埋めたとされ、東大寺金堂などさまざまなお寺から出土されています。なお、現在でも家を建てる際など地鎮祭の風習が残る地域もあります。
4月誕生石 水晶&14kgfのジュエリー
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